忌わしき現実から、楽市が勇ましく逃避する日々を、綴る。
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小さな広告代理店に勤める僕は、学生時代に事故で失った恋人の習慣だった「五分遅れの目覚まし時計」を今も使っている。その五分ぶん、僕は社会や他人とズレて生きているようだ。そんな折り、一卵性双生児の片割れ「かすみ」と出会う。かすみは、双子であるが故の悩みと、失恋の痛手を抱えていた。かすみの相談に乗り、彼女を支えているうち、お互いの欠落した穴を埋め合うように、僕とかすみは次第に親密になっていく―。
 著者の描く人物はどれも了見が広く、個性や難はあるものの、人格者のようにみえる。それが物語りにプラスの影響を与えているとは一概には言えないけれど、彼らが織り出す世界だからこそ、魅力がある。
 恋愛小説、と一言では言えないかもしれない。なくなっていった恋人たちに、勿論各々個性や魅力はあるのだけど、主人公にとってはどれも同じ位置の同等の存在のような気がして、どこか一貫した存在にみえてしまう。一人称だから、恋愛描写が主人公の理性的すぎるフィルターを通るわけなので、どうしても彼らの関係性がどれも薄弱にみえてしまう。 
 それでも、やっぱり〝読ませる魅力〟というのが所々の描写や人物にあって、導かれるラストもやっぱり素敵で、面白いんだよなぁー。ノルウェイ読んで思ったのは、著者ってとても村上春樹っぽい。

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