忌わしき現実から、楽市が勇ましく逃避する日々を、綴る。
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ぼくは勉強ができない (新潮文庫)ぼくは勉強ができない (新潮文庫)
(1996/02)
山田 詠美

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 ぼくは確かに成績が悪いよ。でも、勉強よりも素敵で大切なことがいっぱいあると思うんだ―。17歳の時田秀美くんは、サッカー好きの高校生。勉強はできないが、女性にはよくもてる。ショット・バーで働く年上の桃子さんと熱愛中だ。母親と祖父は秀美に理解があるけれど、学校はどこか居心地が悪いのだ。この窮屈さはいったい何なんだ。凛々しい秀美が活躍する元気溌刺な高校生小説。
 一話ごとに主人公の抱く歳相応の世の中への疑問や悩みが、自己解決されてゆくさまを描いて、著者式の道徳や哲学を読者に説いている。といった印象。そして、その道徳や哲学に少なからず偏りがみえるのが残念。偏りのみえる時点で、その道徳や哲学は誤りなわけで、かといって文章の読みやすさ以外に本書に期待できる点がここにしかない以上、僕はこれを安易に人に薦めることもできない。
 例えば僕がいうのも何だけど「勉強よりも素敵なことがいっぱいあると思うんだ」って、まぁそれは別に否定はしないけれど、じゃあその「素敵なこと」を得るには勉強はできなくなるのか、ってこと。教育が義務化されている以上、それを拒む理由はどこにもないんだろうよ日本で。だから、時田君も俺も勉強しといた方が良いと思うよ、どうせ暇だろ。
 とりあえず本書は著者の偏見で出来ている感が否めません。読みやすいし、人物にリアリティはないけど読んでいて楽しめはする。でも共感はできない。
 ちなみに著者は某有名大学出身。
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守護神守護神
(2007/06/20)
ケビン・コスナー、アシュトン・カッチャー 他

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 ストーリーは、ハリウッド版「海猿」といったところ。ラストだって、タイトルは言わないけど同じ展開の有名な邦画あったよね。
 もちろんお金の使い方も、映像も基本的に上だけど。で、なんで今頃になって、このような使い古されたようなストーリーと展開で、映画作ったのかなぁと少し疑問。ある程度、映画や小説に親しんでいる人が観ても、今更感動は得られないよなと思う。悪くはないんだけど、すべてがすべて想定の範囲内で、特別目を見張るものもない。習作といった印象。いや面白いんだけどね。

ワイルドシングス エロティック・バージョンワイルドシングス エロティック・バージョン
(2007/11/28)
ケヴィン・ベーコン; マット・ディロン; ネーヴ・キャンベル; デニス・リチャーズ; ビル・マーレー; 山路和弘; 藤原啓治; 岡本麻弥; 高山みなみ; 弥永和子; 小島敏彦

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 「展開が一転二転とする先の読めないサスペンス」という情報は前もって知っていたので、自分も天邪鬼になって先の展開を読んでやろうと、想像力をフル回転させ鑑賞した。で、起承転結の殆どすべてに〝転〟があるわけなのだけど、流石に〝結〟までは予想できなかった。悔しかった。つまり確かに「先の読めないサスペンス」だった。
 なにより、エロティックだぉ ^ω^)ノ  グヘッへヘ
「ピザ作るから、生卵持参して鶴氏宅へきて」
 と唐突に着信がなったので、なぜに男三人集まって春休みに自炊せにゃならんのだという至極真っ当な疑問を抱く暇もなく、彼のいう通りに行動した。
 生卵をとりあえず三つ持って鶴氏宅へ赴くと、彼らはなぜかテレビゲームに興じている。
「生卵もってきたけど……?」
「うん。ほら、これコントローラー」
 返答がかみ合っていないが、とりあえずコントローラーを握ってみる。付近のクッションに卵を埋めて、ゲームに興じる。
「なぁ、ピザ作るって話は?」
「うん、大丈夫大丈夫」
 もう、この辺りでピザ作りは俺を呼ぶ口実に過ぎなかったのだろうと確信する。彼らは無意義な行動を行ったり強いたりすることによって、滑稽な雰囲気を作るのが好きなのだ。というか、それが彼らの芸風なのだ。そして、彼らのその〝芸〟に慣れている僕は特にリアクションをとるわけでもなく、コントローラーをいじりながら、ただ「鶏の生態系」について討論した。
 帰りに、僕に着信をした横氏と共に、近所に住む中学時代の教師の自宅に卵を投じて、ヒーロー気分で走って逃げて笑ったりした。
 以上。最近は、毎晩同高のバスケ部に混じって、五名以上でオンラインゲームしとるよ。
 不健全な世代だよね。
鉄コン筋クリート (通常版)鉄コン筋クリート (通常版)
(2007/06/27)
二宮和也、蒼井優 他

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原作の方は知らないので、〝鉄コン筋クリート〟という一つの映画として感想を。監督がマトリックスの兄弟らしく、3Dの映像やカットの疾走感などは申し分なく素敵。格好良い。世界観も、どこか馴染みある(中国辺りがモチーフ?)奇天烈な雰囲気があって面白い。でも、ストーリーに無理あるなぁと思った。大衆に向けて作ったのなら大衆に理解できる作りにして欲しいと思った。勿体無いなぁと思った。
リバウンドリバウンド
(2007/07/27)
マーティン・ローレンス、ブレッキン・メイヤー 他

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 「弱小中学バスケチームを素行の荒い大学の有名バスケットコーチが監督し、共に成長してゆく様を描く」と、映画「飛べないアヒル」などを思わせるストーリーは実に王道、というかベタ。BGMに乗せて淡々と成長経緯を描く手法などもベタだけど、それではどうしても情景が伝わってこないし、監督と子供達の絆の発生も映画の〝売り〟のはずなんだけれど、本作が持つ軽快な雰囲気がそれをも粗忽な印象にしてしまったのが残念。ただ軽快が故にテンポも良くて、なにも考えずに見る分には結構楽しめるとは思う。
アルティメット (Blu-ray Disc)アルティメット (Blu-ray Disc)
(2008/04/23)
ダヴィッド・ベル、シリル・ラファエリ 他

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 脚本を努めた映画「レオン」などのリュック・ベッソンの作品は割と好きなのだけど、毎度思うのがストーリーが荒いなってこと。「こういうストーリーには、こういう設定や世界観が必要だ」という考えで脚本を書いているというよりは「こういうストーリーにしたいから、こういう設定や世界観にしておこう」という妥協がみえる。そのため、設定や世界観は毎回無理や矛盾が出てくるし、その度に鑑賞者としては萎えてしまう。主人公の兄妹愛とか社会的位置とか敵の意思の代わり様だとか、鑑賞者を置いてけぼりにしてる御都合主義。アクションは格好良いと思うけど、それなら僕は映画「ヤマカシ」で十分。外装を急ぎすぎて、土台を忘れてしまった印象。撮影の時間配分すら粗忽で、ラストは大急ぎって感じ。
 雪も溶けて地面も露出してきたので、何日か前から再び夜のランニングを始めたわけだけど、元々体力ないのが冬場のせいで尚更衰退していたらしく、今になって日に日に体力が上がってゆくのが目にみえて実感できる。正確には体力が上がるというべきか回復というべきか曖昧なところだけど、去年から用いていた道のりを走っていると、比較して息のあがっていない自分に気づかされるので、やっぱり体力は〝あがった〟のかなと思う。
 継続は力なり、ね。物事を継続した経験がないから、この歳になって初めて、この言葉の的確性を知った。
 このまま中学時代くらいまで体重も減ってくれたら嬉しいぜ。身長はちっとも伸びないのに、体重だけ増えるもんだからさ。




 そういえば、通知表の話ダケド、
 いよいよ心機一転しないと、本格的にまずいと思うんだ。俺。
 とある美術教師の離任式でのお別れの言葉。を一部抜粋。


「僕は基本的に適当に生きていますからね。そりゃ、若い頃は絵に対してだけは一生懸命だという自負もありましたけど、最近じゃ、それすらも適当ですからね。まぁ、僕は君たちが獣の頃からこの学校で勤めているわけだけど、ああ獣というのは、君たちが赤ん坊の頃の話ですね。生まれたばかりの子供なんて、その辺に転がっている犬となんら変わりませんから。精神的に。で、僕は君たち獣が、ここまで成長するまでね、長い間この学校で教師をやっていたわけですけどね。ああ、まぁまだ獣のままで、そのまま人生終えそうな生徒も少なからずいますけどね~~」


 みたいなことを延々語る美術教師である。
 僕は芸術の専攻が美術であるので、一年間彼に学んだのだが(ぶっちゃけ、何を学んだか分からない)、まぁ彼はそういう男である。
 一見ユニークな教師だが、どこかそのキャラが故意のようにも思えるんだ。
 そういえば彼は昔「教師は副業だからね。僕にとって」と真顔で語っていたことがあった。
 美術家ってのは、どうしてか世間と折り合いをつけるのが下手な人種が多い。
 不憫とは思わないけど、不便だとは思う。
 ときに先日、市内の大型体育館を借りての球技大会とやらが学校の企画として催されたが、自分はそれの開会式の中、遅刻して登場し、その上、自分が担当している球技にあえて参加せずに、級友と他の球技の試合を鑑賞しに回るという凛々しいまでの不良っぷりをみせた。自分が担当するはずだった球技はバレーで、自分は授業でしかそれを経験したことがないが、メンバーでは明らかに自分より下手なやつも勿論おり、しかしそんな自分よりも低レベルな人間で構成されるチームが、自分を欠いた状態で優勝してしまった。
 級友は自分がサボタージュした事実を知った上で、あえて自分に「優勝おめでとう、お疲れ」と異口同音に言う。だから、自分は笑顔で答えるのだ。
「なあに、俺はなにもしていないさ。強いて言えば、彼ら(チーム)に勇気を与えただけのことだよ」
 さながら、名監督である。
 そんな自分は学年末にして女子への人気も急上昇。彼女達は口を揃えて言う。
「最低」
 小説や映画の制作について興味を抱いてしまうと、それらをただ純には楽しめなくなるし、純に楽しむことすら間違いになる。
 制作者側の視点でそれらを鑑賞するということが、重要になるからだ。自分ならこのような素敵な展開を発想することが出来ただろうか、自分ならこのシーンをこのカットで撮影するという発想が出来ただろうか、自分ならここをどう描写するだろうか、自分ならこのシーンをどうカットするだろうか。そういった思考を常に持って、物語に接するのが無意識の作業になるし、大切にもなる。曲がりなりにも生産者を夢みるのなら、純な消費者としてそれらを馬鹿正直に楽しんでも建設的ではないし、意味がない。それでは永久に消費者のままである。ゲームをするのが好きだからゲームを作るのが好き、という発想は安易だし愚かだし理由になっていない。
 物語が生む感情には必ず理由がある。読後や鑑賞後に伴う好感や嫌悪感や幸福感には、発生理由が必ずある。理由があるのならそれらを理論的に文章に起こすのは可能であるし、文章に起こす必要はなくとも、どういった理論の上で成り立っているのかを理解する必要がある。理論を理解することは生産者の武器になるからだ。極稀に、自然に思うがままに制作して、多くの感動を得る作品を生むことの出来る時や人が在るが、それらは時の運や一部の天才の持つ希少な事象に過ぎない。仮に自らにその才があると自負する者がいようと、生産者を目指すのなら物語を構成する理屈を理解するに越したことはない。理論的に解釈しながら物語に親しむことが、物語を楽しむことに繋がらないというわけではないので、なにかを犠牲にしているわけでもないし。
 〝面白い〟と万人に判断される物語を生むことは、生産者にとっても幸福だと思うし、その幸福に繋がる作業を生産者志望が苦に思うわけもない。少なくとも、僕のような若輩な現段階で。
 だから僕は生産者側と消費者側の視点を出来る限り両立して、物語に親しむように心がけている。心がけているようより、無意識の作業になっている。しかし、勿論これはなにも珍しい行為ではない。特に現在の日本の若者の結構の数が、そういった考えで物語りに親しんでいるはずである。この世界は近年あまりに競争率が激しい。

 あ、ちなみに自分はそういった類の生業で飯を食おうなんて甘いことは思っていないし、そこまでの気力も初めからないです。クリエイティブな副業、が最も理想的っすよね。もっと理想をいうなら、働いたら負けだと思っている、と胸を張って言える立場になりたい。
 カカシ氏がビリヤードビリヤードとうるさいので、秋分の日の今日、鶴氏を交えて三人でビリヤードを嗜みに行ってみた。
 場所は漫画喫茶であるので、飲み放題でもある。鶴氏と自分はビリヤードが殆どの初心者であるので、未知のスポーツに高い金をとられ損した気分を味わうのを危惧し、ドリンクばかりがぶがぶ飲んでいた。
 ビリヤード、しかしこれが存外面白い。複数人だからこそとは思うけれど。ゲームの趣旨が、玉を穴に落とせば良い、というわけではないところが良い。妙に頭を使う作りになっているようだ。勿論、自分達に技術はないので、頭を使う以前の問題ではあるのだけれど。
 ただ、白玉が一時間の間に五回以上は台の外へと飛んでいるのだが、これはどういうことだろう。こうもぽんぽん跳ねる特性あったっけ、ビリヤードって?
きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)
(2003/11)
西尾 維新

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禁じられた一線を現在進行形で踏み越えつつある兄妹、櫃内様刻と櫃内夜月。その友人、迎槻箱彦と琴原りりす。彼らの世界は学園内で起こった密室殺人事件によって決定的にひびわれていく…。様刻は保健室のひきこもり、病院坂黒猫とともに事件の解決に乗り出すが―?『メフィスト』に一挙掲載され絶賛を浴びた「体験版」に解決編を加えた「完全版」。これぞ世界にとり残された「きみとぼく」のための本格ミステリー。
 西尾維新は二作目だけれど、情景の描写に欠け気味の一人称には慣れそうにない。
 さて、ミステリーものの長編は恐らく殆ど始めて読んだと想うのですが、これをはたしてミステリーと言っていいのかは微妙なところかなと思いました。ミステリーというよりも、それに伴う世界観や人物らの心情の変化を描いているようにも思うですが、その心情に違和感を覚えてしまうのです。
 ライトノベルの特色として妥協すべきなのかとも思うのですが、まず人物たちの思考に人間らしさを感じられませんでした。どこか皆、ずれています。その点はまぁ、〝そういう物語である〟と言われると仕方がないと思うのですが、殺人事件に伴って発生する周囲の感情が一般と大きくずれているのに、それをさも当たり前のように、物語が進んでいく光景には、少し戸惑いました。そのため、人物達の展開する哲学にもどこか違和感を覚えます。子供の僕がいうのなんですが、子供っぽいんですね。
 もんだい編、たんてい編、かいとう編、えんでぃんぐの四つの章で構成されているのですが、かいとう編がすごい。故意でしょうし、そういう手法を使った小説は幾つもあると思うのですが、ミステリの醍醐味とも思われる〝真相〟を主観以外の一人称で延々語らわせるのは如何なものなのか。また事件の発生理由や動機は結局曖昧のままで、まぁ明らかになる必要がなくとも問題がないのは事実なのですが、そういう点が欠落しているのはやはり登場人物たちに人間らしさを必要としていない由縁かなと思いました。
 ラストの数行は面白い。とんでもない皮肉。これが皮肉の意図がなく書かれているようなら、逆にとんでもない。……意図、あるよね?

 PS 主観の近親相姦の設定って別になくても良かったんじゃないかな。もっと他の常識的な設定で補えたんじゃないかな。ギャルゲっぽ過ぎて、この本、家でしか読めなかったよ。狙いすぎだって、本当。
 最近は学年末ということで午前授業ばかりなので、学校帰りに偽Q氏が勧める喫茶店へ何人かと寄った。
 スパゲティを売りにしている店らしく、偽Q氏曰く値段は四百円代と安いという。

 いざ入店してみると、気まずい。静かに音楽の流れる落ち着いた雰囲気をしたモダンな内装で、その上、カウンターとボックス席が二つしかないという狭さ。良い雰囲気はしているのだけれど、学校帰りの学生が複数で立ち寄るような場所ではなかった。メニュー表をみた。スパゲティがオール840円。話が違うし、その値段は学生の財布には驚異的な数である。かといって入店してしまったので適当に洒落たネーミングのそれを頼んでみる。
 店と白髪のマスターが醸しだす雰囲気から、かなりの味が期待できるのではないのだろうかと思ったが、次の瞬間マスターが手に取った業務用缶詰を視認して、嗚呼やっぱそうだよね、ひっそり落胆した。
 まぁたまにはこういうのもいいさ。
 モッツァレラチーズうまいよ、モッツァレラ。
 スパムに大人気のブログ「現実逃避の形」です。ようこそ、どうもこんにちわ。
 どうやら更新する度に2~3単位でスパムが現れるようなので、これの更新を知らせるどこかのサイトを狙っている連中がいるのかしら。あるいは、もっと高度で利便的な仕組みがあるのかしら。どうでもいいや。

 さて。
 先日地元の駅で会った何人かの友人と雑談していたのですが、どういうわけか内容が恋愛についてに転がってゆき、一人の友人が語らい始めるわけです。
「彼女は俺より友人を優先しているようだ」
「あいつは高校進学して変わってしまった」
「俺は別れるべきなのだろうか」
 …………などなど。
 いやね。どうリアクションすればいいの、これ。
 色恋沙汰を俺に問いかけるなよ。頼むから。
 出会い系スパムに日々勧誘されている男だぞ、俺は。
I love youI love you
(2005/07)
伊坂 幸太郎、石田 衣良 他

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 恋愛には物語がある。初めて異性を意識しはじめたとき、そして別れを予感したとき…。さまざまな断片から生まれるストーリーを、現在もっとも注目を集める6人の男性作家たちが紡ぐ、書き下ろし恋愛アンソロジー。

 伊坂幸太郎/ラノベのような軽いタッチだったけれど、面白かった。改めて思うと複線がわざとくさい気もするけれど、読んでいる最中は気にならないので別にいいやぃ。ラストはわざわざ説明してくれなくともいいやぃと思ったけども。うん、面白かった。
 石田衣良/臭かった。とっても。結構ベタなんじゃないかなと思う。本作の作家陣の作品と比べると少し色褪せてみえたかも。過去に彼の恋愛短編集読んだせいだけとは思えない、この感覚。
 市川拓司/読んでいて楽しめたよ、まぁ。でもこれ、結局中身がないように思うんです。
 中田永一/覆面作家、乙一という噂があるけれど、なるほどと思った。作風や主人公像や無駄のない描写があまりに白の乙一。例の切なさもまるで似ていて、ゆえに面白かった。
 中村航/こういう男女関係って良いなぁと思った。でもこれ恋愛小説なのかしら。男同士の友情のような描写が多くて、読んでいて、いいなぁと思った。好き。
 本多孝好/著者の描く人物同士の出会いのシチュエーションが好き。歳のせいかリアリティがみえなかった。一概に小説にリアリティは必要と思わないけど、この手の話には必要だろと思う。感性の違いといわれると、それまでだけど。
 余談だけど、この本を学校に持ち歩くと周囲の女子から冷やかされるので注意。「愛に飢えているの?」の問いに対して「いえす」以外の何を言えと。
 当時の僕は放課後時間を潰すための自由に扱える空間を欲していて、それの獲得手段として身内のみで同好会を作り部室を頂こうと卑劣な妄想を持っていた。
 しかし、そんな方法よりも、もっと確実で、容易な手段が身近にあった。盲点だった。

 発言力のない部員のみが所属する部活を、征服するのである。

 ということで、最近の放課後は図書室で過ごしている。
 正確にいうと、図書局しか立ち入ることを許されない空間、図書室と隣接してある〝司書室〟である。
 現在図書局はたったの二名で、いずれも先輩であるが、文化系組織に集う人間の性質上、彼らは酷く圧しに弱い。「貸せ」といえば「貸す」のである。
 そして、司書室はまた利便的である。豪勢である。
 局員二名程度のくせに、ビデオテレビからソファ、インターネット、囲碁などの卓上ゲーム、大抵が揃っている。いたせり尽くせりな空間だ。彼らには到底勿体無い。
 なので僕たちが頂いている。
 ほのぼのと雑談をしたり、囲碁を指したりと、さながらSOS団である。
 放課後の図書室は月曜と水曜を休館とするようだが、彼らは「開けろ」といえば「開ける」のである。

 まぁ、勘違いされたくないのは決して武力行使というわけではないということ。少なくともうち一人は、こちらを友人かなにかと理解してくれているようだ。……それは誤解だ。
 友人がビリヤードをしたいということで朝から隣町へ赴くが、目的の店がどうやら開店時間前らしく、お互いに午後から用事のある我々はあえなく古書店で時間を潰す。
 午後から某アニメショップのある町に訪れ、先日NHKの番組で桜庭一樹がゲスト出演していたので、彼女の作品を探すも、それ以前に成田良悟の新作を発見してしまい、財布が乏しい俺は店内を浮遊しながらどちらに手をとるか悩み、そこで現在同時進行で三冊の小説を読んでいることを思い出し、未購入だったコミック未来日記を一冊買って早々にその場をあとにした。あの空間に孤立無援で長時間在るのは中々大変なのだ精神的に。
 
 ふと気づいたのだが、もう今学年は残すところ実質十日程度しかないらしい。
 年の節目節目に「あっというまだったねぇ」と感慨の言葉を漏らして生きているうちに、本当にあっというまに死まで到着してしまいそうである。生物って案外切ない。
 参ってしまう。とても。
 入試に面接に採点に土日のおかげで、在校生である我々は水曜日から5連休の中にいる。
 日がな一日、同級生に紹介して貰ったオンラインゲームに呆けたり、同級生と図書館へ赴いたり、同級生を家へ泊めたりなどして過ごしている。
 
 そんなわけで今朝、同級生三名が我が家で一夜を過ごして部活へと去っていったわけだが、男子高校生が四人も集まって一体なにをするかって?
 まず、最も自虐性の高い人間を選出するだろう?
 次に、ベルトと手錠を用意するだろう?































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あとはもう監禁だよね。
 大爆笑だよね。男四人で何やってんだろうね。
 いぢめじゃないぜ? 利害は一致しているんだから。




 
 中学時代の話だ。友人何名かと少し離れた都市へ赴いたときのこと。
 駅前を歩いていると、ふと同じ年頃の少女の姿が目に入った。
 可愛かった。とても。
 華奢で、細くて、柔らかそうで、黒髪のショートをした、無垢で清純そうな少女だった。
 胸は小ぶりなのだけれど、ウエストは細いし、ヒップの形も綺麗だった。
 僕たちは、つい興奮してしまい、彼女のあとを追った。
 この辺りで相当危ない僕たちである。
 ただこっそり後ろを追えばいいものの、興奮していた僕たちは無用心にも声をあげていた。
「ちょwwすげぇ可愛くね?wwwwwやばいってやばいってwwwww」
「萌えーwwwwwwケツすげぇwwwケツすげぇwwみてみてみww」
「うほっwww誘ってね?wwwひゃうゅっwwあのケツw誘ってねwwww」
「声wwかけようぜwwwナンパナンパwww強姦強姦wwwwww」
「ちょっwww死ねwwwオタクがww身を弁えろwww」
「お前がww言うなwwwwwww」
 下品にも露骨に興奮していた僕たちに、彼女も覚ったのだろう。
 彼女は突如、意を決したように走り出し、人の中へ逃走した。良い判断だったと思う。
 あえなく、僕らの恋は一瞬で幕を閉じた。断じて言う。ストーキングじゃない。あれは恋だった。
 僕たちは死んだ方が良かったと思う。


 まぁ、以上の思い出話を当時の級友がふと話題にしたことから、懐かしくなり綴ったまでです。
 今日は午前授業なのでイシダ氏とハヤカワ氏を家に招き、ずっと呆けていた。
 とあるオンラインゲームを紹介して貰った。面白かった。三十分で飽きた。
 とある創作サイトのチャットでのお遊び企画。「歯ブラシ」「黒帯」「メガネ」をお題にした三語小説。時間制限の上、執筆時間が深夜でした。
 僕としては三語は物語に対して自然に尚且つ重要な位置に加わらなければいけないと思っている。ゆえに難しい。今回も結局は恋人同士の日常を三語というオプションを利用して展開していっただけ。ボーイミーツガールの日常を描く形にもマンネリがみえてきているよね。
 そろそろ、僕も冒険しようと思う。
[小説~痛くて柔らかな朝は。]の続きを読む
 昨日四日間にわたるテストを終え、その疲れを癒す暇もなく、土曜日である今日卒業式を終えた。
 三年生との接触が殆どない自分にとって、最も無意味な一日だった。誰のために自分が式に付き合っているのかが分からない。

 今更だけど「ジョジョの奇妙な冒険」が面白い。
 偽Q氏に定期的に借りて読んでいたわけだが、先週からテストに伴い自制していた。テストを終えた昨日、ようやくジョジョの読書を再開でき、三部作を読み終えたところである。多くの有名人や2ちゃんの常套句としても親しみのあるジョジョであるが、恐らく間違いなく著者は当初物語の路線をこうしようとは決めていなかったはずだ。展開の仕方が行き当たりばったりのように思える。
 ただ、それを含めて魅力だと自分は思うから、どうでもいいよ。うん。
 オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァァァァアアアアぁ
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